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吉本隆明『共同幻想論』のフランス語訳が全ての出発点である。
- 1984年 デジタルエステイト株式会社の取締役社長中田平が『共同幻想論』のフランス語訳を始める。全体の3/11の翻訳をフランスの大手出版社ガリマール書店に持ち込むが、出版には至らなかった。
- 1987年〜1992年 1987年には翻訳は全て完成するが、フランスでの出版の代替策として1988年から1992年まで金城学院大学論集に5分冊で完訳を出す。
- 1996年 フランスでの出版は諦めてボイジャーのエクスパンドブックで電子書籍化して「吉本隆明『共同幻想論』を語る」という吉本貴明の音声付きCD-ROMとして販売する。
- 1999年 「ミシェル・フーコーと『共同幻想論』」として光芒社から吉本隆明との共著を出版する。
- 2010年 中田平は光文堂株式会社の二代目としてデジタルエステイト株式会社に名称変更して出版社とし、妻でペンネーム高浜眞子が書いた小説『泉鏡の探偵旅行』、『泉鏡の旅行事件簿』を出版して出版社として本格スタートする。この年、EPUB3が本格始動したのを機に電子書籍も出版する。電子書籍はAmazon、AppleのiBooks、KoboおよびGoogle Play Booksで発売開始した。『共同幻想論』フランス語版の電子書籍版 « L’Illusion commune »の電子書籍も出版。
- 2012年 光芒社の閉鎖後、「吉本隆明『共同幻想論』を語る」を改訂新版して「追悼 吉本隆明 ミシェル・フーコーと『共同幻想論」を出版した。
- 2015年 出版デジタル機構(現メディアドゥ)と契約し、『共同幻想論』フランス語版の電子書籍版 « L’Illusion commune »を日本の全電子書店に配本することになる。
- 2016年 出版デジタル機構(現パブファン)との契約により、Amazon.co.jpよりプリントオンデマンド(POD)で印刷本の出版を始める。最初に『共同幻想論』フランス語版の電子書籍版 « L’Illusion commune »のPODを出版する。しかし、Amazon.co.jpでは日本国外へのPOD本の販売ができないことが判明したためAmazon.comの子会社CreateSpace(現在はAmazonに吸収)から国外版のPODとして『共同幻想論』フランス語版の電子書籍版 « L’Illusion commune »のPODを出版する。
- 2017年3月 LivreParis(フランス国際ブックフェア)出店を機にL’Illusion commune の他に「追悼 吉本隆明 ミシェル・フーコーと『共同幻想論」のフランス語版« Commentaire sur L’Illusion commune souhaitée par Michel Foucault »もPODと電子書籍で出版する。
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