モンシニョール・ペレリ コリコーロ翻訳マラソンその6
モンシニョール・ペレリ
モンシニョール・ペルリは今日のナポリでも劇場で上演される滑稽劇の主人公として不動の人気を持っている。実在の人物だったらしいし、デュマはこの高位聖職者の底抜けの人の良さと間抜けぶりを活写している。このブログではほん ...
ドン・フィリップ・ヴィラーニ コリコーロ翻訳マラソンその5
カリオストロの甥という正体不明の男
カリオストロの甥というだけで怪しげだが、それもそのはず、カリオストロとはまたの名で、ジュゼッペ・バルサーモ、アレクサンドル・デュマの小説『ジョゼフ・バルサモ』でその魔術をさんざん見せつけられる。日本で ...
19世紀の錬金術師 Henri de Ruolz(アンリ・ド・リュオルツ)
オペラ作曲家から化学者への転身
デュマにはフィレンツェ旅行の副産物『ラ・ヴィラ・パリミエリ』という小説がある。その序文として書かれた挿話が「19世紀の錬金術師」(1842年)である。書き出しは「私には、過去6~8年の間に2つの異なる方法 ...
Chapitre IV トレド
『コリコーロ』翻訳マラソン その3 ドミニコ・バルバイアの肖像
(説明)ドミニコ・バルバイアは劇場支配人というイタリア独特の地位にいて絶対権力者のように振る舞った。この記事中にはイタリア・オペラ界の影の帝王の話が満載である ...