転落

任意

著者:アルベール・カミュ

現在(2022年11月)弊社の印刷書籍は一部を除きプリントオンデマンドでご購入いただけます。プリントオンデマンドによる印刷本は下の画像をクリックするとそれぞれのページにジャンプします。

カミュ『転落』
アマゾン書店

カミュ『転落』
Rakuten書店

概要

この本の書名La chuteは、かつて「転落」と訳された。転落という語はあまりにも地上的、人間的で、何らかの失敗、あるいは過失が原因で、ある一定の高い社会的地位からその身分を失って、社会的下層に落ちたことを示すだけの印象が強い。キリスト教では、最初の人間が創造主である神(天主、絶対者)に背いて堕落し、原罪を持ち、死ぬ者となったことを人間の堕落(chute)と呼び、神学上は堕落前の世界と堕落後の世界を分けて考える。最初、この翻訳では「堕落」あるいは「堕罪」としようかと考えたが、書名というのは一度翻訳されると定着力が強く、読者が別作品と誤解する可能性を考えると、書名に拘るデメリットの方が大きいことを思い、あえて、『転落』を踏襲した。ただ、「新訳」と冒頭に加えることで、別の訳書であることを示した。


任意

Posted by hnakata