カリギュラ 五幕韻文悲劇 プロローグ付き
概要
『カリギュラ』はアレクサンドル・デュマが1837年にコメディー・フランセーズで初演したプロローグ付きの五幕韻文悲劇である。デュマは劇作家として一世を風靡したが、古代ローマの退廃とキリスト教の普及を対比した皇帝カリギュラを取り上げたのは当時、大きな反響を呼んだ。後にアルベール・カミュが同じ題材で書くことを思うと極めて先駆的な作品であった。
『カリギュラ』のアイディアが私に湧いてから五年が経ったが、この五年でそれが私の頭から離れたことは一日たりとしてなかった。
それは『アントニー』のような感情の作品でもなく『ネールの塔』のような即興劇でもなくまた『アンジェル』のような風俗画でもなかったからだ。
それはまったく未知の時代、あるいはさらに悪いことに、ほとんど知られていない時代の話だった。それはわれわれがある年齢に達すると、退屈な学校の教材のことを無視して想像することができない時代であるばかりか、がんじがらめの厳しい建築に従った劇場の舞台の狭い立て付けのなか、不安定な床の上に再構築しなければならなかったからだ。
『カリギュラ』をプレビューでお楽しみください。
このプレビューはBiB/i(EPUB READER on your Website)を使わせて頂いています。松嶋智さん、ありがとうございます。
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